お客様のために「時間をあけておく」と言うのは上から目線!?
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Question

美容室での対応についての質問です。

私の勤務するお店には、ご来店時に次の予約を入れておくと、その後、その予約の日を変更したとしても5%オフになる「早割サービス」というものがあります。このサービスをご説明をする際に、「お客様のお時間を確実にあけておきますので…」というような説明をしています。

この点、「時間をあけておく」という表現が上から目線ではないかという意見があるのですが、何かもっとよい言い方はないでしょうか?(K様)

Answer

「時間をあけておく」は、おっしゃる通り上から目線の印象を与えかねない表現だという気がします。

なぜ“上から”という印象を受けるのか。原因を考えてみました。

まず考えたのは、「あけておく」が敬語表現になっていないからではないかということです。そこで、「お~いたす」という謙譲語の形にあてはめて「おあけいたす」とし、それを丁寧な表現にするとどうでしょうか。

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「お客様のお時間を確実におあけいたしますので」

となります。丁重な感じにはなりましたが、やはりどこかまだ「上から」感が漂っているようです。

で、考えたのですが、「時間をあける」という言葉自体に問題があるのではないでしょうか。どうも「詰まっているスケジュールを調整してやる」というニュアンスがあり、それが「上から」感の原因になっているのではないかと。

そこで、おすすめしたいのは、「時間をあける」を別の言葉に置き換えることです。例えば、候補として思いついたのは「時間を作る」「時間を用意する」など。それらを使って、

「お客様のお時間を確実にお作りいたしますので」

「お客様のお時間を確実にご用意いたしますので」

などとすると、お客様に「むりやりどこかにねじこまれる」という印象を与えることなく、お店側の意図を伝えることができるのではないかと思います。

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