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Question
お客様が何かを片付けようとしたり、しなくてもよいことをしようとしたりしているときに、それを制止する場面です。
こういった場合、つい「そのままでよろしいですよ」「○○しなくてよろしいですよ」などというふうに、「よろしい」という言葉を使ってしまいますが、このような言葉づかいは失礼ではないでしょうか?
「よい」の丁寧な表現は「よろしい」だと認識していますが、これを、疑問形でない場合に用いた場合、いわゆる「上から目線」と思われてしまうのではないかと心配です。(O様)
Answer
「よろしい」は、「よい」の丁寧な言い方です。しかし、「よろしい」には、「許可できる」「差し支えない」「まずまずだ」というニュアンスがあり、おっしゃる通り、疑問形でない場合は目上の人が使う表現にあたります。なので、お客様など目上の人に「そのままでよろしいですよ」と言うのは、失礼にあたります。
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無難なのは「そのままで結構です」でしょうか。ただ、「結構」にもいわゆる「上から目線」を感じるという人はいます。そして、そもそもお客様からしてみると、自分の善意の行動を止められる場面なわけですから、どう表現されても不快になってしまうとも言えます。
そこでおすすめしたいのは、「結構です」の後に「恐れ入ります」「申し訳ございません」「ありがとうございます」など謝罪や感謝の言葉を添えることです。
これらの言葉を添えることによって、「するな」という制止より、「しないでほしい」というお願いのニュアンスが強くなり、お客様に失礼な印象を与えることを回避することができます。
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