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Question

こんにちは。私は現在接客業で働いています。

先日、あるお店の店長さんから「店舗のスタッフが領収証の宛名を確認する時に『会社の名前で書いても大丈夫ですか?』という意図で『領収証の宛名は会社様でよろしいでしょうか?』と質問しているが、はたして正しい使い方なのか?」という質問を受けました。

会社名は事前にお店側で把握しているのでこのような聞き方をする場合があるのですが、この意図で失礼の無いようお聞きする言い方を教えていただきたくメールを送りました。

お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。(F様)

Answer

領収書の宛名の尋ね方としては、「領収書の宛名はどうなさいますか?」が一般的であるようです。

こう尋ねますと、先方からは、「あっ、社名でお願いします」といった回答があるかと思いますので、指示通り、会社の名前をお書きになればよいでしょう。

ただ、先方がお得意様で、毎回、領収証は会社名でということがお互いよく分かっている場合、「どうなさいますか?」といちいちお尋ねするのは、失礼に当たるかもしれませんね。

そこでご提案したいのが、「宛名はいつもの通りお書きしてよろしいでしょうか?」「宛名はいつもの通り、御社のお名前でよろしいでしょうか?」という表現です。「いつもの通り」を挿入することで、一見さん扱いしていない旨をアピールするわけですね。

日本語としても違和感がなく、たった一言つけたすだけの簡単な手法ということで、いかがでしょうか?

なお、この論点に関しては、そもそも「会社様」や「(会社名)様」といった表現がアリかどうかということが問題になりそうですね。

たとえば、当サイトの運営母体である「素材屋小秋」に、どこかの取引先が宛名の書き方を尋ねてくださる場合。

ここで、「宛名は会社様でよろしいでしょうか?」、もしくは「宛名は素材屋小秋様でよろしいでしょうか?」とおっしゃるような場面です(ちなみにウチはまだ会社組織ではありません…)。

「会社様」や「素材屋小秋様」という表現は、まだまだ一般的といえる状態になく、聞き手に違和感を与える可能性が高そうです。そこでご提案したいのが、「宛名は素材屋小秋に”様”でよろしいでしょうか?」という表現です。

先方の社名をぞんざいに扱うことなく、それでいて、「素材屋小秋様」と発音することは避けられるおいしい物言いだと思うのですがいかがでしょう?まあ、宛名自体は、やはり「素材屋小秋様」と書くことになってはしまうのですが。。。

ちなみに、会社名に様をつけることについては、日本語としてそもそも誤りだという評価が少なくありません。その上で、「会社名に付ける敬称は<御中>に決まっている!」との意見もあるようです。

この「御中」というのは、「中にいる誰か」の丁寧な言い方で、その会社のある業務の担当者に向けて文書を送りたいのだけど、その担当の方の名前が分からないときに使う言葉です。

ですから、領収書の宛名を尋ねる場面などでは、「御中」はありと言えるのかも知れません。

しかし問題は、宛名ではなく会社そのものを指すときの敬称です。この場合に「御中」を使うと、かなりの違和感があります。例えば、「常々、素材屋小秋御中には懇意にしていただき、誠にありがとうございます」など。

こう言われてギョッとしない自信が、私にはまったくありません。

では、何も付けないのがいいのかというと、それはやはり問題かなあという実感はあります。

ということで、日本語として正しいのかどうかという問題は残りますが、ぞんざいな印象を与えないための「実用的な」表現として、「(会社名)様」を使うしかない場面もある、というのが私の見解です。

小秋

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